Vol.25 ハイヤーセルフを超えて【幻想から目覚める⑤】

2013. 9. 27 配信

~現実世界は自作自演のひとり芝居~

 

こんにちは!
透視リーダー☆ちはるです。

先月のアート展”女神と天使の舞踏会”へご来場いただいたみなさま、たくさんの笑顔と至福のひとときをありがとうございました!

 

「メルマガの配信を毎月楽しみにしています♪」

今年もアート展へ足を運んでくださったY子さんから、そんな温かいお言葉とともに貴重な体験を伺いました。
Y子さんの承諾を得て、Y子さんのお話を、みなさまへもお伝えさせていただきますね。

 

このメルマガで覚えたエネルギーワーク「箱の爆破」を、毎日毎日実践し続けていたところ・・・
(箱の爆破」とは↓
Vol.12 ハイヤーセルフとつながる方法:ステップ3【解放③】)

職場のお局さまが、ある日突然の退職。
気難しい男性上司が、まさかの異動。
さらには、苦手な同僚へのわだかまりがすっかり消え去り、仲良く打ち解けて話ができるようになったそう。

しかも、これらの出来事が、ワークを実践し始めてからわずか2~3か月以内に立て続けに起きたというから驚きです☆☆

 

Y子さんの変化はこれだけに留まりません。

職場がすっかり居心地良くなったところで、55歳の誕生日を目前に、会社を辞めることを勇断。
これまで踏み出せずにいた長年の夢に向かって、ついに新しい一歩を踏み出したのでした。

 

Y子さんの新しい始まり、みなさまの新しい始まりに、たくさんの祝福がありますように☆.。.:*・

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前回のメルマガでは、自分の周りの他人は、すべて、自分自身の投影であるとお伝えしました。

それでは、他人が自分の投影であるとは、実際にはどういうことでしょう?
今日は、そのことについて、具体的な例を挙げてお伝えしますね。

 

これからお伝えする内容は、私自身の体験談です。
当事者の方の個人的な情報は伏せて、内容を簡略化していますので、ご了承くださいね。

 

数年前に通っていたダンススクールでの出来事です。
そこで、Aさんという年配の男性と知り合いました。

Aさんは、気さくで親しみやすい人物。
お互いダンスの初心者で、同じ時期にスクールに通い始めた縁から、Aさんと自然と仲良く話をするようになりました。

 

スクールに通い始めて半年ほど経った頃。
私の中で、Aさんへの否定的な感情が芽生え始めました。

ダンス仲間同士の色恋沙汰を喜々として語るさまや、あわよくば自分もと頑張っているAさんの姿をうとましいと感じ、Aさんに対して嫌悪感を抱くようになったのです。

 

Aさんへの嫌悪感は、次第にエスカレート。
Aさんと話をすることはおろかAさんを視界に入れるのさえ、イヤでイヤでたまらなくなりました。

Aさんを生理的に受け付けないと感じるようになり、ダンスのレッスンで、互いの身体に触れて踊る際には、全身が総毛立ち、胃から苦いものがこみ上げてくるほどに。

見るな、触るな、話しかけるな。
気持ちが悪い、汚い、あっちへ行け、シッシッ。
Aさんを見るたび、ムンクの叫びの絵のごとく、心の中で、いつもそんな悲鳴を上げていました。

 

Aさんへのこの感情、この反応は、いったい、どこから来るのかしら?
怒りと憎しみと恐怖の入り混じったような、あまりの激しい嫌悪感に圧倒されそうになり、ある日、自分を透視してみることにしました。

 

最初に視えたのは、般若のような形相をした自分の姿。

「この男は汚い。この男を許せない」

般若の面の自分が、Aさんをそう罵り、Aさんに対してひどく憤っています。
その激しい怒りは、Aさんから性的暴行を受けた過去生体験を伝えていました。

 

さらに、この怒りの体験の向こう側奥深くに、別の過去生の、別の自分が姿を現しました。

それは、前述の過去生とは真逆の立場の自分。
ある女性への性的暴行を企てたところ、逆にその女性から思わぬ猛反撃を受けて、男性機能を喪失した中年男性の姿でした。

驚いたことに、その過去生の中年男性の自分の姿が、風貌も雰囲気も、今のAさんにそっくり。
しかも、そのときの相手の女性というのが、苦手と避けていた知人の女性であったのです。

 

Aさんへの嫌悪感の原因は、表面的には、Aさんに性的暴行を受けた過去生体験にありました。

そして、その嫌悪感のさらなる源をたどると、根底には、性的暴行を企てた過去生に関わる自分自身への激しい嫌悪感が潜んでいたのです。

 

私のオーラは、性的暴行を企て身を滅ぼした、そんな自分を許して受け入れることができず、そのような自分の一面を激しく嫌悪したまま、自分の中奥深くに封じ込めていました。

過去生で私への性的暴行を企てたAさんは、まさに、そうした自分の受け入れがたい闇の一面を投影した存在。
空の意識の自分が、人間の自分の闇に光を当てて、Aさんという人物を影絵のように映し出し、現していたのです。

 

Aさんに対して激しい嫌悪感が生じた本当の理由は、闇に封じ込めていた自分の中の受け入れがたい一面を、Aさんを通して見ていたため。

Aさんと関わることで、性的暴行を企て身を滅ぼした自分の一面があぶり出され、それを、気持ちが悪い、汚い、あっちへ行け、シッシッと嫌悪し、受け入れることを拒んでいたのです。

 

繰り返しましょう。
あなたの周りのすべての他人は、あなた自身の投影です。

 

この人のここがイヤ、許せないと感じたり、こうはなりたくないと相手について思うのなら、実は、相手と同じそのような一面が、自覚されずに自分の中にも内在していて、そういう自分を受け入れることができずにいるのです。

この人はスゴイ、すばらしいと感じたり、自分もこうなりたいと相手を羨むのなら、相手を通してすばらしい自分を見ていたり、人が羨むほどのすばらしい未来の自分が、今ここに、すでに存在しているのです。

 

あなたを責めたり、批判したり、あなたを見下す相手がいるのなら、相手と同じように、他者を裁いて見下している自分と、自分自身を裁いたり、自分を尊重できずにいる自分がいます。

あなたを応援し、支えてくれたり、あなたに愛を注いでくれる相手は、自分を受け入れ、自分を愛しているあなた自身の現れです。

 

他人の中に見える要素や、他人の自分への態度は、すべて、自分自身の内面の投影。
他人とは、空の意識が人間の自分を投影して創り出している自分の影絵であり、幻影なのです。

過去生で私への性的暴行を企て、今生で色恋を欲する中年男性のAさんは、受け入れることを拒んでいた私自身の内面の投影。
Aさんという人物は、私が創り出していた私の世界の中だけのまぼろしなのです。

 

言い換えれば、自分の周りのすべての他人は自分自身であり、この世界には、自分しか存在していません。

私たち人間は、ひとりひとりが、おのおののシャボン玉球体世界の中で、他人という姿形を変えた自分自身を相手に、敵対して争い、協力して助け合うという、自作自演の大掛かりなひとり芝居を演じています。
(「シャボン玉球体世界」とは↓
Vol.23 ハイヤーセルフを超えて【幻想から目覚める③】)

 

そして、そのひとり芝居の上演で、他人があたかも自分と分離した存在であるかのように自分に信じ込ませるのに、最大の役割を果たしているのが、「家族」。

親や兄弟姉妹、配偶者や子どもなど、自分にとってもっとも身近である家族こそが、自分がもっとも受け入れることができずにいる、自分の内面奥深くを投影している存在なのです。

 

次回は、「意識を向けていない対象物は、実体化していない」ということについて取り上げてまいりますね。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました☆

プロフィール

クリアサイト認定透視ヒーラー

荻野 智晴

上級透視リーダー、上級ヒーラー。 1997年、クリアサイトジャパン「クレアボヤンススクール」「エナジェティック・メディスンスクール」修了。

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