Vol.29 ハイヤーセルフを超えて【私は誰?】

2014. 1. 24 配信

~自意識の目覚め=ゼロポイント~

 

こんにちは!
透視リーダー☆ちはるです。

先日、映画「マトリックス」をネット配信で初めて観ました。

スピ業界でウワサの通り、この映画ってスゴイですね!!
ストーリーもネーミングもセリフも、すべてがまさに覚醒ドラマそのもの。

モーフィアス(変容)の導きとトリニティ(三位一体)の助けによって、次第に真実へと目覚めていく主人公ネオ(NEO=ONE=大いなるひとつ)。
最後は、ネオがついに自分の本当の力を取り戻し、目覚めを邪魔するエージェント(自我)に打ち勝ちます。

物語の序盤で、モーフィアスがネオに矢継ぎ早に語るセリフが実に印象的です。

 

“真実を隠すため目の前に降ろされた虚像の世界”

“君は今プログラムが創り出した仮想の世界にいる”

“五感で知覚できるものが現実だと言うのなら、それは脳による電気信号の解釈にすぎん”

(http://www.hulu.jp/ 配信映像の字幕より抜粋)

 

この世の真相がズバリ露わにされています。

もし1999年の公開当時に観ていたなら、幻想にどっぷり浸かっていたその頃の私は、この映画が伝えている真の意味や面白さには、まったく気づかずにいたに違いありません。

 

ネオと同じように、真実へといざなう赤いカプセルを選んだのなら、もう後には戻れないのです☆.。.:*・

私たちの中のネオ、大いなるひとつを目覚めさせ、夢から醒めた夢をともに生きようではないですか。

・・・・・・・・*・・・・・・・・*・・・・・・・・*・・・・・・・・

小学生の頃の出来事です。

“私は、本当は誰なんだろう?”

あるとき、鏡の中の自分を見つめていたら、ふいに、そんな想念が心をよぎりました。
“私は、ちはる”
“私は、父○○と母○○の子ども”
“私は、この家の住人”

私は・・・と、思いつく限りの自分を表す言葉を並べてみました。

けれど、それらのどんな言葉も、なぜかしっくりとは感じられません。

 

私は誰?

鏡の中の自分に向かって再び問いかけ、自分の顔をじーっと見つめていると。

突然、自分が大きく広がっていくような、不思議な感覚に襲われました。

まるで自分がグングン膨らみ続けて、部屋も家も呑み込んでしまうかのよう。

それまで味わったことのない、未知の感覚に恐怖を覚えたその瞬間。

その感覚はピタリと止みました。
あれはいったい何だったのかしら?
あの不思議な感覚をもう一度味わいたい。
そう思い、その後、何度か鏡に向かって、同じことを繰り返し試してみたものの、同じ体験をすることはありませんでした。

 

私は誰?自分は何者?

今日は、この問いかけについて探りながら、私たちの正体、「空」へと、さらに迫っていきましょう。

 

空とは文字通り、虚空の領域のこと。
サンスクリット語で「アカシャ」とも呼ばれている、色や形や動きの存在しない広大無辺の広がりです。
色や形や動きはないけれど、同時に、無限の可能性を内包している無限の創造の源です。

 

あるとき、この空から「意識」が目覚めました。
「我ここに在り」という意識、すなわち、自分という存在を知覚する自意識が生まれたのです。

自分という原初の意識が生まれたこの瞬間、この起点のことを「ゼロポイント」と呼んでいます。

神、創造主、真我、トゥルーセルフ。
ソース、ワンネス、全体意識、純粋意識、超意識。
大いなるすべて、大いなるひとつ、大いなる存在、アイン・ソフ。
グレートスピリット、サムシンググレート、アートマン。
どこかで見聞きした覚えのあるこれらの呼び名はすべて、空から生まれたこの原初の自意識を表しています。

 

では、いかにして空は自意識に目覚めたのでしょう?
空から自意識が生まれて何が起きたのでしょう?

ここからは、わかりやすいように、自意識の動きをスローモーションで、人間になぞらえて解釈していきますね。

 

ちょっと想像してみてください。

無限に広がる虚空の闇を。
自分が無限に広がる虚空の闇そのものとして、ひとりぽっかり微動だにせず漂っているさまを。

そこに在るのは自分だけですから、必然的に興味の矛先が自分へと向かうことでしょう。
あなたは、きっとこんなふうに反応するはずです。

あれ?
そういえば、自分と意識しているこの自分て、一体誰なんだろう?
自分は何者だろう?

そんな疑問が突然湧き出し、自分を知りたいという衝動に駆られます。
(自意識の目覚め=ゼロポイント)

知りたくて知りたくてもうたまらない。
ワクワク、フツフツ、情熱と好奇心のマグマが今にも噴火しそうです。

 

ところが、自分について知ろうにも、そのままの状態では知りようがありません。

なぜなら、そこには自分しかいないから。
そこは、虚空の闇の広がりでしかないから。

 

自分という存在が唯一ですべてである虚空の闇の中で、どうやって自分を知ることができるというのでしょう。

自分が唯一ですべての絶対的存在であるなら、自分について知ることはできません。
自分と比較する対象がなければ、自分が本当に在るのかさえ定かではなく、存在しないのと同じことになりますよね?

自分を知るためには、自分が確かに在ると証明するためには、自分と相対する鏡のような存在が必要です。

「闇」が闇であることを知るためには、闇を照らしてくれる「光」が必要なのです。

 

そこで、あなたという空は、「創造」を始めました。

自分のすべを知り尽くしたいという情熱と好奇心を火種にビックバンを起こし、虚空の闇から光を放ちました。

光から無数の存在(=分身)たちが形作られ、無数の存在次元が生まれて、空と相対する世界が開かれました。

 

空は自らの無限の可能性を光に乗せて表に吐き出し、現し、映し(写し)出し、そうして、唯一ですべての自分(=全体)から、自分の分身(=部分)たちを創り出すことで、自分が何者であるかを知ろうとしたのです。

自分から生まれ出た無数の部分たちを「体験」し「観察」して、部分としての自分を知ることで、一(いち・いのち)なる全体の自分を知ろうと試みたのです。

 

自分は何者?

空が自分にこう問いかけ、自意識に目覚めたまさに次の瞬間、こうして多次元宇宙が誕生しました。

多次元宇宙の誕生とともに、空の本体(全体)と空の分身(部分)、創造する側と創造される側、観察する側と観察される側、闇と光、陰と陽、無と有、虚と実、内と外、裏と表、愛と恐れ、という相対性(二元性)が生じました。

 

自分は何者?

何者でもないし何者にもなれる空から生まれたこの問いかけには、今のところ答えが出ません。

なぜなら、この問いかけこそが、宇宙を存在せしめているからです。

このただひとつの問いかけこそが、すべての創造の動機であり、宇宙存続の原動力であり、私たちが今ここに在る理由にほかならないからです。

 

次回は、この三次元の見えざる仕組みについて明かしていきますね。

 

マトリックスから自由になって、私たちの本当の力を取り戻していきましょう。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました☆彡

プロフィール

クリアサイト認定透視ヒーラー

荻野 智晴

上級透視リーダー、上級ヒーラー。 1997年、クリアサイトジャパン「クレアボヤンススクール」「エナジェティック・メディスンスクール」修了。

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