Vol.51 豊かさあふれる現実を生きる【第2ステップ②】

2016. 4. 22 配信

~人生の問題の多くは親や家族が自分の中に入り込んでいるために起きている~

 

こんにちは♪
透視リーダー☆ちはるです。

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モバイル版はどのようなエネルギーかしらと、透視してみたところ。

カードメッセージの受け取り手のハートから、豊かさの波がどっとあふれ出して、無限に広がり続けていくさまが見えました。

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前回は、自分のスペースに異次元の存在が入り込んでいると、自分の身にどのような影響が及ぶのかについて、具体的なエピソードを交えてお話ししました。

そうした外部のエネルギーを入り込ませているのは、ほかならぬ自分であり、そのエネルギーを引き寄せ、自分のスペースに入り込ませている原因は自分の中にある、とお伝えしたのでしたね。

それでは、家族やパートナーなどの身近な他人のエネルギーは、私たちにどのような影響を与えているのでしょうか?

今回からは、他人のエネルギーをテーマに、自分のスペースを所有するということについて、さらに詳しく掘り下げていきましょう。

 

 

今から20年ほど前、透視スクールに通い始めたばかりの頃のことです。

スクールのカリキュラムの一環で、講師のレバナ先生のリーディングを受ける機会があり、理想とはあまりにかけ離れた自分のありのままの姿に、そのとき初めて直面することとなりました。

「クラウンチャクラが押しつぶされています。
まるで誰かがそこに座っていたかのようですね」

「あなたののどのチャクラは、電柱のように見えますよ。
エネルギーのコード線がチャクラから無数に伸びています」

「ハートチャクラには、あなたの母親が住みついています。
あなたの友達が集まって、会議をしているのも見えます」

「第二チャクラには男性が二人ぶらさがっていて、チャクラの中を覗き込んでいますよ」

 

透視スクールでの学びが進むにつれて、その後気づいたのは、たいていの人は、先の私と同じように、他人のエネルギーを自分のスペースのあちらこちらに入り込ませていて、自分のスペースを所有できてはいないということ。

人が抱える悩みや問題の大半は、実は、家族やパートナーなどの身近な他人のエネルギーが自分のスペースに入り込んでいるために起きている、という事実にも気づいていきました。

それでは、なぜ、人は、こうもやすやすと自分のスペースに他人のエネルギーを入り込ませてしまうのでしょうか?

身近な他人のエネルギーが自分のスペースに入り込んでいると、具体的には、自分の身にどのような影響が及ぶのでしょうか?

ここで、親密な人間関係に関する興味深いエピソードをご紹介して、これらのことについて明らかにしていきますね。

 

透視スクールを卒業して間もない頃、あるスピリチュアルなイベントで、Y子さんという女性と知り合いました。

Y子さんは、困っている人を見かけると放ってはおけないタチの、世話好きで面倒見のよい、母性の塊のような女性。

当時、フリーの工業デザイナーとして活躍していて、年下の夫と二人で暮らしていました。

 

そんなY子さんから、あるとき、リーディングの依頼を受けました。

大手クライアントとの契約が突然打ち切られて、収入が激減した上に、体調も崩していると言うのです。

そこで、Y子さんのエネルギーを透視してみることに。

 

最初に見えたのは、Y子さんのグラウンディング・コードにぶらさがっている、Y子さんの夫の姿。

か細いつる草のような夫のグラウンディング・コードが、妻のY子さんの太い頑丈なグラウンディング・コードに、ぐるりと巻きつけられています。

しかも、よく見ると、夫の背中には、夫の母親がしがみついていて、あたかもY子さんのグラウンディング・コードに、二体の重石が取り付けられているかのようです。

その光景は、世話好きで面倒見のよい妻のY子さんに、Y子さんの夫が、自分の母親ごと経済的に依存し、Y子さんの足を引っ張っていることを物語っていました。

 

さらに、Y子さんのハートチャクラと第3チャクラには、夫のほかにも、仕事仲間やクライアントなどのたくさんの他人のエネルギーが入り込んでいて、自分のためにこうしてくれ、こちらの条件をのんでくれなどと、人に尽くして人を喜ばせるのが大好きなY子さんに向かって、あれこれ好き放題に要求しているのが見えます。

ときには、反対に、Y子さんのアストラル体(霊体)のほうが、助けを求めている誰かのところへと出かけて行って、相手のスペースにズカズカと入り込んでは、かいがいしく相手の面倒を見たりしてもいます。

こんなふうにして、他人の要求に応えて、他人が望むことばかりを行っていたY子さんは、自尊心(=自分の意思を尊重する力)が低下し、内的創造パワー(=望む現実を創り出していく力)が失われている状態にありました。

 

これらのことをY子さんに伝えたところ、Y子さんが家庭の事情を打ち明けてくれました。

実は、Y子さんの夫は、数年前に失業していて、資格取得のために専門学校に通っているとのこと。
その学費もY子さんがすべて捻出し、Y子さんが家計を支えているということでした。

家庭で、母親のごとく夫に尽くしていたY子さんは、同じように、仕事でも母性のエネルギーを用いていました。

クライアントのために何でもしてあげようと、過剰な母性を仕事に用いていたために、かえってクライアントに振り回されることとなり、不満とストレスを抱え込んで、仕事上の人間関係も、仕事そのものもうまくいかなくなっていたのです。

 

エネルギーの世界でY子さんに起きていたこととは、つまり、「あなたのために何でもします」と掲げられた母性の看板目がけて、私のために何でもしてくださいと、家族やクライアントなどの身近な他人が次々とY子さんの中へと押し入っていたようなもの。

こうして自分のスペースを他人に明け渡してしまった結果、Y子さんは、人生の舵取りができなくなり、いつのまにか、自分の望まない現実を生きるようになっていたのでした。

 

最後に、別の女性、K子さんのエピソードをご紹介しておきましょう。

 

ヒーリングスクールで出会ったK子さんは、おっとりとした雰囲気の、朗らかで親しみやすい女性。

子どもがすでに成人していて、時間的にも経済的にも恵まれていたK子さんでしたが、当時、夫との関係に問題を抱えていました。

支配的で、あからさまに自分を見下すような夫の態度に、K子さんは長年悩まされ、我慢し続けてきたと言います。
ときには、K子さんの人格を否定するような、耐え難い暴言を浴びせられることさえあったそうです。

 

スクールの実習で、K子さんをヒーリングしていたときのことです。

ヒーリングを始めてすぐに、K子さんのオーラにK子さんの夫のエネルギーがまとわりついていることに気がつきました。

七つの主要なチャクラにも、夫のエネルギーが入り込み、妻のK子さんに対して、あれこれと指図、命令していて、K子さんを意のままに動かしているのが感じ取れます。

さらに、ヒーリングをしていくうちに見えたのは、「あなたに従いますから、私を愛してください」と、親の愛を求める子どものように、不満を抑えて夫に従い、自尊心と自分のパワーを放棄しているK子さんの姿。

こうした従属的なエネルギーによって、夫の支配的なエネルギーを自分のスペースに引き入れ、夫に人生の主導権を譲り渡していたK子さんは、良き妻として、良き母親として家族に尽くしながら、夫の支配下で、夫の求める通りに生きていたのです。

 

その後、K子さんは、ヒーリングスクールで習得したエネルギーワークを用いて、毎日せっせとセルフクリーニング。
従属的なエネルギーを少しずつ手放しながら、自分のスペースから夫のエネルギーを取り除いていきました。

そうして半年ほど経った頃、K子さんは家を飛び出し、夫と離婚。
新しい住まいも、一番の気掛かりであった仕事も、スイスイと導かれるように決まったのだそうです。

 

久しぶりに再会したK子さんは、自信と活力に満ちあふれていて、以前とは別人のよう。

中堅企業の正社員として働きながら、離婚のショックで病に倒れた元夫を看病するかたわら、昔なじみの男友達とのデートを楽しむという、パワフルでロマンチックな生活を謳歌していました。

 

 

愛されたい、受け入れてもらいたい、認めてもらいたいと、私たちの誰もがそう思っています。
裏を返せば、愛されないこと、受け入れてもらえないこと、認めてもらえないことは、私たちにとって最大の恐怖なのです。

だからこそ、愛されるために、受け入れてもらうために、認めてもらうために、意識的または無意識的に、人は、常に、周りの期待や要求に応えようと頑張っていて、程度の差こそあれ、その裏で何かを我慢していたり、誰かに従わなければならないと自分を抑えています。

周りの期待や要求に応えようと頑張り続けるうちに、何かを我慢したり、誰かに従いながら、人はますます自分を抑え込んでいくようになります。

周りの期待や要求に応えようと自分を抑え込んで頑張るほど、そのようなエネルギーが引力となって、あなたに何かを期待し、要求したり、あなたに何かを強いるような他人のエネルギーを、あなたのスペースにたやすく入り込ませることになるのです。

「あなたを愛していますから、正しい良い子でいなさい」と、親や先生や周りの大人たちに言われ続けていて、そうした大人たちを自分のスペースに住まわせ、大人たちに従っていた子どものときと同じように。

 

あなたのスペースにあるものが、あなたの人生を創り出します。
あなたのスペースにいる人が、あなたの人生を支配します。

家族やパートナーのエネルギーが、あなたのスペースに入り込んでいるとしたら。
あなたは、自分が望むことではなく、自動的に、家族やパートナーが望むことをすることになるでしょう。

家族やパートナーに自分のスペースを明け渡したまま、いつまでも自分のスペースを所有できずにいるとしたら。
あなたは、自分が望む人生ではなく、必然的に、家族やパートナーがあなたにこうあってほしいと望むような人生を、追いかけ続けることになるでしょう。

 

あなたのスペース=肉体とエネルギー体は、あなたの人生を創り出している、あなたのためだけの特別な場所。

あなたのスペースは、あなただけのものであり、あなたのスペースにいてもよいのは、あなた、ただひとりなのです。

 

次回は、私たちが気づかないうちに取り込んでいて、私たちの人生に大きな影響を及ぼしている、「他人からの否定のエネルギー」について取り上げていきますね。

 

自分のスペースを所有し、自分の現実を所有していきましょう.。.:*☆

 

最後までお読みいただきありがとうございました☆彡

プロフィール

クリアサイト認定透視ヒーラー

荻野 智晴

上級透視リーダー、上級ヒーラー。 1997年、クリアサイトジャパン「クレアボヤンススクール」「エナジェティック・メディスンスクール」修了。

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