2016. 12. 23 配信
~”私”が本当に求めているものとは?~
こんにちは♪
透視リーダー☆ちはるです。
今日は、最初に、「無料ヒーリング★体験セッション」のお知らせです。
年明け2017年1月15日(日)に、ハイヤーセルフスクール受講生による「ヒーリングの無料体験セッション」を実施いたします。
(*ハイヤーセルフスクール詳細↓
http://www.sunlight-inc.jp/session/school.html)
光あふれるヒーリングを体験して、身も心も新しく新年を始めてみませんか?.。.:*・☆
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【無料ヒーリング★体験者様募集】
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◆日程:2017年1月15日(日) 14:00~15:00
◆内容:エネルギーヒーリング
・オーラとチャクラを浄化し、バランスを整えます。
・椅子に座った状態で受けていただきます。
・体には触れません。
◆料金:無料
◆定員:6名様限定
◆会場:Villa Chris(ヴィラクリス)
住所 東京都渋谷区恵比寿南3-9-11 3F
地図 http://urx2.nu/zBD7
*JR恵比寿駅より徒歩8分
◆お申込み方法:
サンライトの お問い合わせオンラインフォーム
よりご予約ください。(電話受付は不可)
オンラインフォームの「お問い合わせ内容」の欄に、「無料ヒーリング体験希望」とご記入ください。
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これまで、自分のスペースを所有するということについて、掘り下げてお話ししてきました。
自分が望む最高最善の人生を生きるためには、ハイヤーセルフの末端部分である霊体を、肉体の中にいつでもしっかりと据え置くこと。
自分のスペース=自分の肉体・オーラ・チャクラを、自分本来のエネルギーで満たした状態で、自分だけのものとして所有することが重要不可欠とお伝えしたのでしたね。
このことにさらに付け加えて言うのなら、実は、自分のスペースを所有するとは、単に、人生がよりよくすばらしくなるというだけの話ではないのです。
今回からは、自分のスペースを所有するということの裏に隠れた、もうひとつの可能性、「二元性からの解放」について、話を進めていきますね。
その前編として、本年最終の今日は、「人が本当に求めているものとは?」をテーマに、私たちの意識を掘り下げていきましょう。
最初に、以前に取り上げた禅画「十牛図」を、再び思い起こしてみましょう。
*十牛図 (出典:ウィキペディア2016.12.23現在)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E7%89%9B%E5%9B%B3
二十年前に、初めてこれら十枚の絵図を見たとき、当時の私には、何のことやらさっぱりわからず、特別興味をそそられることもありませんでした。
問題をどうにか解決しようと頑張っていたり、欲しいものを手に入れようと追い求めていて、私の人生という物語にどっぷり浸かっていた当時は、ちょうど、十牛図の最初の絵図「1.尋牛」の意識段階。
十枚の絵図が物語る意識の進化段階の全体像を認識できるはずもありませんでした。
人は誰でも、問題を解決しようと取り組んだり、さまざまなものを手に入れようと求めています。
しかし、私たちが求めているものとは、実は、目の前の問題を解決することではなく、欲しいものを手に入れることでもありません。
私たちが本当に求めているもの、その正体が、この一連の絵図に暗示されているのです。
ここで、こんな問いかけをしてみましょう。
そもそも、人は、なぜ、問題を解決しよう、欲しいものを手に入れようと求めるのでしょうか?
問題を解決したり、欲しいものを手に入れようと、私たちを突き動かしているものとは、いったい何なのでしょう?
それは、「満たされたい」という欲求。
人は誰でも、常に自らを満たそうとしていて、自分を満たしてくれるものを求め続けています。
絶え間なく、今この瞬間にもこんなふうに。
ああ、疲れた~と伸びをしたり、ひと休みしたり。
お風呂に入ったり、部屋を片付けたり、おしゃれをしたり、美味しいものを食べたりして、人は自分を満たそうとしています。
映画を見たり、音楽を聴いたり、本を読んだり、旅に出るのも、満たされたいという欲求の現れ。
認められたい、愛されたいと望んでいるのも、満たされたいから。
よいパートナーやよい仕事やよい収入を求めるのも、何かについて知ろうとしたり、何かを学んだりするのも、夢を叶えよう、目標を達成しようと努力をするのも、すべては、自分を満たすための活動であり、よいパートナーやよい仕事やよい収入を手に入れ、知識やノウハウ、成果や成功を手に入れて所有することで、人は自分を満たそうとしています。
私たちは、自分を満たそうと、痛みや不安や不快さから身を守りながら、喜びや安心や快適さをもたらしてくれるような、よりよいあらゆるものを求め続けていて、こうした満たされたいという個人の果てなき欲求の上に、人間社会は成り立っているのです。
さらに問いかけてみましょう。
では、なぜ、人は満たされたいのでしょう?
それは、足りないと感じているから。
誰もが満たされない不満足な感覚を抱えているから。
ならば、その足りないという感覚は、どこからきているのでしょう?
どうして満たされない感覚があるのでしょうか?
それは、「私」があるから。
「全体」(=無・空)から切り離された「個」としての「私」がいて、世界には「私」と「私以外」があって、この肉体と肉体の感覚、この思考、この感情、「私」というこの意識こそが「私」であり、ここに「私」という個人が確実に存在していると、誰もがまったく疑う余地なく信じているから。
「私」という自己意識は幻想であり、本当は、「私」はいない。
誰もがどこかで知っているはずのこの純然たる事実は、何者かでありたい「私」にとって、自己の存続を揺るがす最大の脅威であり、「私」はそれを受け入れることができません。
「全体」から切り離された「個」である「私」という幻想、「私」という自己意識(認識)が、分離感を生み出し、何かが足りないという感覚を生じさせています。
「私」という分離の幻想が、「私」の人生という二元の夢物語を紡ぎ出し、その二元のはざまで苦しみが生まれます。
「私」があること、すなわち、「私」という存在それ自体が、すべての苦しみと、満たされない不満足な感覚の原因となっているのです。
(私=分離=不満足)
不満足感と苦しみを根底に抱えている「私」は、足りない感覚を埋めよう、苦しみから逃れようと、「私」を満たしてくれるよりよい次を求めて、常によりよい次の瞬間へと向かっています。
幻想である「私」は、よりよい次を求め続けている夢の世界の探求者であり、「私」とは、探求のエネルギーそのものと言えます。
(私=不満足=探求)
この世界には、喜びや安心や快適さを与えてくれて、満たされたいという「私」の欲求を満たしてくれるような、さまざまなモノや情報があふれかえっています。
より快適で利便性の高い、より洗練された、より魅力的な商品やサービスが、市場で次々と生み出され続けています。
仕事や収入、家庭や恋愛や人間関係、美や健康を向上させるためのさまざまなノウハウやメソッドが、ネットや書物や学びの場で盛んに伝えられてれています。
願いを叶える方法、引き寄せの法則、成功哲学、悟りへの道・・・。
精神的、霊的に成長して、人生をよりよくするためのスピリチュアルな方法や教えやメッセージが、今や、世界中のあちらこちらで発信されています。
満たされない不満足な感覚を抱えている「私」は、それらのモノや情報を取り入れ、より安心安全で快適な暮らしのために役立てたり、自分をよりよく変え、人生をよりよく変えていくことで、満足を得ようとします。
満足できなければ、よりよい次を探し求めて。
ひとたび満足すると、さらによい次を求めて。
完全に満ち足りることを求めて、やがては完全に永遠に満ち足り得ると期待して。
満たされたい探究者の「私」は、留まることなく、常によりよい次の瞬間へと向かっていて、一瞬たりともここにくつろいではいられません。
しかしながら、よりよい次を求めて、自分をほんのひととき満たし続けてはみても、「私」は完全に満ち足りることもなければ、苦しみから逃れることもできません。
なぜなら、「私」=不満足。
そもそも、満たされようと求め続けている、その「私」こそが、「私」という存在それ自体が、不満足と苦しみのもとなのですから。
「私」それ自体が不満足と苦しみであるというこのことが、とてつもないパラドックス(矛盾)の始まりであり、実は、そこに、こんな大きな落とし穴が潜んでいます。
人生をよりよくするための、精神的、霊的な方法や教えを実践することで、問題が解決したり、欲しいものが手に入って、人生がよりよくなる体験が「私」に起こります。
精神的、霊的に自分が成長し、人生がよりよくなって、ひとたび満足を得ると、「私」はさらなる満足感を求めて、よりよい人生のための深遠な方法や教えを、さらに追い求めるようになります。
一方で、人生が改善されずに満足を得られなければ、よりよい別の方法や教えを探し求めることになるでしょう。
こうして、人生をよりよくするための深遠な方法や教えという、美味しそうなニンジンを鼻先にぶら下げて走り続けるうちに、よりよい次へと向かう探求のエネルギー=「私」という自己意識がどんどん膨らみ、「私」という分離の幻想、夢のとりでが強化されていきます。
「私」が強まるほどに、「私」という分離の幻想から生まれる不満足感と苦しみも比例して増していき、そんな自分をさらに満たそうと、よりよい次をさらに求めるにつれて、「私」という幻想も、不満足感と苦しみも、さらに膨れ上がっていく。
こんな出口のない堂々めぐりのループに、人はいつの間にかはまり込んでしまうのです。
皮肉なことに、精神的、霊的に自分を高めて、人生をよりよくしてくれるはずの、スピリチュアルな方法や教えというものが、探求のエネルギーを煽り立てて、「私」という自己意識と分離の幻想を強化し、つかの間の満足感と引き換えに、不満足感と苦しみを膨らませて、人生をより重たく深刻にしています。
満たされよう、人生をよりよくしようと、精神的、霊的な成長に取り組むほど、かえって、「私」という不満足と苦しみの檻に自らを閉じ込めていくこととなり、自分が本当に求めているものから遠ざかってしまうのです。
私たちが本当に求めているもの、それは、完全に満ち足りること=不満足感と苦しみから完全に解放されること。
人が本当に求めているものとは、つまり、不満足感と苦しみのもとである「私」という分離の幻想が消え去ることであり、「私」から解放されること(=自己の不在)なのです。
(十牛図「8.人牛倶忘」)
来年度2017年のメルマガは、3月、6月、9月、12月に配信予定です♪
次回3月号では、「二元性からの解放」の核心へと迫っていきますね。
今年も一年、サンライトのハイヤーセルフ講座をお読みいただき、本当にありがとうございましたm(__)m
2017年が、みなさまにとって、すばらしい一年となりますように☆彡
Merry Christmas and a Happy New Year.。.:*☆