「画像」とは、エネルギーの一単位です。
私たちのオーラやチャクラは、無数の「画像」から成っています。
「画像」とは、映画のフィルムのひとコマのようなもので、その人の人格や感情、過去生での出来事など、その人に関するあらゆる情報を示します。思考や感情、過去生や今生での記憶など、すべては、「画像」なのです。
無数にある「画像」の中には、他の「画像」に比べて、エネルギーをより多く保持しているものがあります。たくさんのエネルギーが保持されている、エネルギーの重たいその「画像」が、私たちを動かし、私たちの現実に影響を与えています。
わかりやすくお伝えしましょう。
たとえば、「苦労しなければ、欲しいものは手に入らない」という思い込みの[画像」が、オーラの中にあるとします。
この場合、たとえ、顕在意識では、楽々と、簡単に欲しいものを手に入れたいと望んでいても、この「画像」によって、マインドの欲求がはばまれます。つまり、手に入れようと欲しいものを求め始めたとたん、自動的に、たくさんの苦労を人生に招き入れ、欲しいものがなかなか手に入らない、という状況を生じさせることになるでしょう。
スピリチュアルな話の中で、しばしば使われる、”手放す”とか”解放する”という言葉は、言い換えれば、たくさんのエネルギーが保持されている重たい「画像」から、すべてのエネルギーを抜き去るということに他なりません。
「画像」からエネルギーを完全に抜き去ることができれば、もはや、その「画像」に振り回されることはなくなります。
もし、前述の、「苦労しなければ、欲しいものは手に入らない」という思い込みの「画像」から、エネルギーを完全に抜き去ることができれば、マインドの望む通りに、楽々と、簡単に、豊かさを手に入れることが可能になるでしょう。
「自分の内側が変われば、現実が変わる」とは、まさに、このことです。
「画像」を解放すれば、現実が変わるのです。
逆を言うなら、心の持ちようや想念を変えるだけでは、現実を変えることはできません。
過去を振り返らず、前向きに生きようと心掛けたり、ポジティブなアファメーション(肯定文)を唱えたり、あるいは、望む未来を現在形に言い換えて手帳に記してはみても、望むような効果が得られないのは、自分を足止めしている原因の「画像」が解放されていないためです。
思いや想念を変えたら、現実が変わったという体験があるのなら、それは、思いや想念よりも奥深くにある「画像」を、無意識のうちに、何らかの方法で解放したためです。
そして、今、直面している問題を引き起こしている「画像」をつきとめ、意識的に解放していく、それが、のちほどお伝えする「リーディング」という手法なのです。
最後に、「画像」について、もう少し触れておきましょう。
人は、いつでも、自分の「画像」を通して、外側の世界を見ています。
ある状況において、居心地の良し悪しを感じるのも、単に、自分の中の「画像」の反応に過ぎません。
誰かを好ましいと感じたり、誰かに恋心を抱いたり、あるいは、その反対に、嫌悪感や怒りを覚えるのも、自分の中にある「画像」が反応しています。
自分と同じような「画像」、すなわち、自分と共通する信念や信条、視点や価値観、あるいは、とてもよく似た人生体験を持つ相手に対しては、おのずと好感を抱いたり、親しみを感じるでしょう。
また、幾たびもの過去生を通して関わり合った相手、つまり、共有する過去生の「画像」が多い相手ほど、互いに強くひかれ合うことでしょう。
「画像」については、別の機会に、さらに詳しくお伝えしていきましょう。