2014. 7. 25 配信
~二元性に仕組まれた幸せ追いかけっこの罠~
こんにちは!
透視リーダー☆ちはるです。
最初に、来月のイベント、ヒーリングアート展のご案内をさせてくださいね♪
☆2014ヒーリングアーティスト4人展☆
「女神と天使の舞踏会-“笑福”」
【日時】
8/26(火)~8/31(日) 11:00~19:00
※最終日8/31(日)は16:00閉場
※入場無料
【会場】
ギャラリー サロン・ド・フルール
http://sunlight-inc.jp/fleur/201408.html
東京・南青山★地下鉄「表参道駅」より徒歩3分
【出展】
駒井明子(絵画)、小原ミチル(人形)、大黒ゆーこ(絵画)、カレン・グラボスキー(絵画)
「ソウルメイトカード・リーディング」
「あなただけの天使を描きます♪」
「ヘナアート(古代文字)セッション」
など、アーティストたちによるこの期間限りの大人気ワークショップも合わせて開催します。
神々と天使たちの笑いあふれるふくよかな空間で、ぜひ満ち足りたひとときをお過ごしくださいね。
◎ヒーリングアート展の詳細はこちらをご覧ください♪↓
http://sunlight-inc.jp/fleur/201408.html
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前回は、空意識の視点に立って、人生という制限ゲームの本質を明らかにしました。
人生とは、すべてが思いのままの空意識なる自分が、思いのままにはならない体験を楽しむための仮想現実ゲームであるとお伝えしましたね。
ならば、思いのままにはならない人生を思いのままに楽しんで生きるためには、いったいどうすればよいのでしょう?
これから先は、そんな具体的な内容について掘り下げながら、人生の仕組みの核心へと迫っていきましょう。
まず、初めに、空意識と自我意識の関係について、今一度わかりやすく整理しておきましょう。
ちょっと想像してみてください。
「私の人生」という名のドラマを観劇している自分を。
あなたは、そのドラマの知られざる影の仕掛け人。
脚本から配役、演出、監督に至るまでのすべてを一手に担い、ドラマをひと息に創り上げた超敏腕プロデューサーです。
あなたは、今、人間という自分の分身が、自分が手掛けたドラマの主人公を熱演しているさまを、劇場の座席に座って、ゆったりと観賞しています。
ドラマ「私の人生」は、今、どのような場面でしょうか?
主人公は何を思い、どんな感情を味わっていますか?
ドラマを観劇しているあなたは、主人公の熱演を通して、儚く移りゆく色とりどりの思いや感情をリアルに味わい、ドラマの成り行きを静かに、そして熱く見守っています。
一方で、主人公を演じている人間の自分は、本当の自分であるあなたの存在に気づいてはいません。
あなたが観劇していることに気づいてはいないばかりか、自分がドラマというかりそめの世界の中にいることも、主人公の”私”はかりそめであることさえも、演技に没頭するうちにすっかり忘れてしまっているよう。
自分がドラマの演じ手(プレイヤー)であることを忘れ去り、登場人物(キャラクター)そのものとして振る舞っています。
ドラマの中の自分こそが本当の自分であると錯覚し、ドラマ「私の人生」をリアルな世界であると信じて、狭い小さな舞台(二元性)のこちらとあちらの両端(両極)を行ったり来たりの堂々巡り。
「私の人生」は次第に深刻さとリアルさを増していき、演じ手としての自覚が失われた状態のまま、人間の”私”はいつまでもドラマから抜け出すことができません。
ドラマ「私の人生」を創り上げ、観劇している敏腕プロデューサーが、空意識のあなた。
ドラマの主人公”私”が、あなたという人間の自我意識です。
ドラマ「私の人生」の主人公である私たちは、自分が本当はドラマのプロデューサー(空意識)であり、プレイヤー(空意識の一部=ハイヤーセルフ)であることを忘れて、今やキャラクター(自我意識)そのものになりきっています。
もっとお金があれば幸せなのに。
もっと愛されれば幸せなのに。
もっと才能があれば幸せなのに。
もっと成功すれば幸せなのに。
もっと美しければ幸せなのに。
欲しいものがすべて手に入れば、幸せになれるのに。
二元性のドラマにどっぷり浸かり、自分は不完全で足りていないというキャラクター意識の状態にあるゆえこんな錯覚に陥り、幸せを求めて、足りないものを満たす努力をしています。
これがあれば、こうなればと求めて手に入れたとしても、それは自分を幸せにしてはくれないことを知らないまま。
満たそうと求め続けてすべてを手に入れたところで、決して満たされることはないことに気づかないまま。
キャラクター意識の状態のまま、二元性のドラマの中で欲しいものを追いかけ、どれだけ手に入れてはみても、いつまでもどこまでいっても満ち足りることはなく、自分が望むような幸せな未来が訪れることもありません。
私たちがキャラクター意識の状態にある限り、二元性の堂々巡りのループに呑み込まれて、悩みの尽きない状況が次から次へと押し寄せ、苦しみが果てなく延々と続いてしまうのです。
二元性の堂々巡りのループとは、いったいどういうことでしょう?
ここで、二元性のカラクリをひも解いて、真の幸せへと迫っていきましょう。
ドラマ「私の人生」へと話を戻しましょう。
ドラマ「私の人生」の舞台は、二元性の世界。
一枚のコインの表と裏のように、すべての要素が二面一対で存在している世界です。
宇宙が、空(=全体・闇・陰・虚・無・内)と空以外(=部分・光・陽・実・有・外)の二面から成るように、宇宙の写し鏡である人間世界と人間ひとりひとりの中にも、表と裏の二面の要素が同時に存在しています。
善と悪、富裕と貧困、有能と無能、成功と失敗、満足と不足、安心と不安、美と醜、愛と恐れ、空意識と自我意識。
おのおのは二面(二極)で完全であり、両者を切り離すことはできません。
言い換えれば、二元性であるこの人間世界は、表を求めて得れば同時に裏も与えられるという、実に矛盾に満ちたパラドックスな世界なのです。
具体的に例えてみましょう。
あなたが経済的な成功と心の平安という幸せを求めて、並々ならぬ努力の末に多額の収入を得るようになり、やがてひとかどの財と地位を築くに至ったとしましょう。
ああ、これまでの努力が報われた。
自分はようやくここまでたどり着いた。
あなたは自分が手にしたものを眺めて喜び、満足感と幸せを感じます。
ところが、そんな喜びや満足感はほんの束の間。
前にも増して足りない感覚や不安感に襲われ、実際に足りないものや不安材料が現れ始めて、それらを満たすべく、さらなる努力を重ねるようになります。
努力を重ねて走り続け、求めるほどに得るほどに、足りない感覚や不安感もまたどんどん肥大し続け、足りないものや不安材料が次々と現れ続けて、突然すべてを失うというシナリオに遭遇することも。
幸せを求めて走り続けているあなたは、結局のところ、心の平安を得ることもなければ、望んでいたような幸せに満たされることもありません。
これは、なぜでしょう?
あなたが成功と安心を求めたその瞬間に、その裏に潜む失敗と不安の火種が、あなたの中で芽吹き始めるためです。
あなたが経済的に成功して安心するほど、その裏側で、失敗して失うことへの不安が大きく膨らんでいきます。
あなたが足りないものを満たそうと求めるほどに、あなたの人生に足りないものが増えていくのです。
誰かに愛されたいと求めれば、自動的に誰にも愛されない現実を創り出していきます。
有能な自分でありたいと求め続ければ、無能な自分が表現され続けていきます。
現状をどうにかしようと求めるほどに、どうにもならない状況が展開していきます。
こうした二元性のループにはまり込み、本当に欲しい幸せは手に入らないとは気づかないまま、満たされずに広がり続ける不足感をさらに満たそうと、私たちは二極の一方を求め続けて迷走しているのです。
潤沢なお金を得ることも、愛情に恵まれることも、才能を発揮することも、成功を収めることも、美しくあることも、すべては二元性のドラマにおける二極の一方であり、いわば、相対的な幸福。
二元性のドラマの中に意識を留め置いたまま、二元性に根差したキャラクター意識の状態のまま、二極のはざまで相対的な幸福を求め続けている限り、私たちは苦しみから解放されることはなく、本当の幸せを見出すことはできません。
かりそめの世界にあるのは、かりそめの幸せ。
二元性のドラマの中に本当の幸せはありません。
では、どうすれば、本当の幸せを見出すことができるのでしょう?
どうすれば、私たちは苦しみから解放されて、真に満ち足りた幸せな状態でいられるのでしょうか?
それは、ドラマ「私の人生」において、
◎プレイヤーとしての自覚を取り戻すこと。
◎プロデューサーとしての視点を持つこと。
これらが、二元性ループからの脱出口となるのです。
これらこそが、絶対的な幸福への道しるべなのです。
次回からは、絶対的な幸福への道しるべについて、掘り下げてお伝えしていきますね。
永遠の幸福への旅路を、ともに歩み進んでいきましょう.。.:*☆
最後までお読みくださり、ありがとうございました☆彡