多くの人は、自分のエネルギーフィールドの中に、外部のエネルギーを抱えたまま生きています。
外部のエネルギーとは、自分に属さないエネルギーのことです。すなわち、家族やパートナー、友人や職場の仲間などの身近な人々や、スピリットガイドなどの肉体を持たない存在を指します。
こうした外部のエネルギーが、自分のエネルギーフィールドに入り込んでいると、自分が本当は望まないことを無意識にやり続け、自分本来の道を歩むことがはばまれます。
具体的にお伝えしましょう。
たとえば、スピリットガイドが、私たちのエネルギーフィールドに入り込み、私たちの人生を邪魔することがあります。スピリットガイドとは、日本では、一般的に、守護霊、あるいは指導霊と呼ばれる存在のことです。守護霊や指導霊と聞くと、私たちを守ってくれる、頼れる存在というイメージがありますが、彼らの中にも、実は、いろいろなタイプがいるのです。
私たちの人生を邪魔しないよう、私たちのエネルギーフィールドを尊重しながらサポートしてくれるスピリットガイドもいれば、私たちのオーラやチャクラに入り込み、私たちの人生を妨げる存在もあります。
中でも、先祖のスピリットガイドは、私たちのクラウンチャクラに入り込む傾向があります。
クラウンチャクラは、高次の情報を受け取り、人生の方向性を決める、大切なエネルギーセンター。ここに外部のエネルギーが介在すると、ハイヤーセルフとのコミュニケーションがはばまれ、自分が本当に望む人生を生きることが叶わなくなります。
肉体を持たないスピリットガイドたちは、肉体を持つ私たちほどには、多くの学びを得たり、速やかに成長していくことができません。それゆえ、肉体を持つ私たちのエネルギーフィールドに入り込み、彼らのやりたいことを私たちにさせることで、私たちの肉体を通して彼ら自身の学びを得ようとするのです。
さらに、親やパートナーなどの身近な人々が、私たちの中に入り込み、私たちの人生を妨げていることがあります。
親の信念や価値観がサード・アイに入り込んでいると、はからずも、親と同じような人生を歩むことになったり、親の期待のエネルギーがハートチャクラや第3チャクラに入り込んでいると、親の望む通りの自分であろうと、本当はやりたくないことをやり続けることにもなるでしょう。
また、親のエネルギーが、幼い子どものクラウンチャクラに入り込み、子どもをコントロールすることがあります。親のコントロールのエネルギーを、クラウンチャクラに入れたままの状態で成長した子どもは、いつまでも自立できず、親に頭の上がらない人生になるでしょう。
パートナーのエネルギーもまた、オーラやチャクラの随所に入り込み、私たちに影響を与えています。
顔立ちや雰囲気、しゃべり方までもがよく似ている夫婦やカップルを見かけたことはありませんか?
彼らは、長年一緒にいることで、互いのエネルギーが交じり合い、自分と相手の区別がつかない状態になっている人々です。
このように、その関係性の良し悪しに関わらず、自分にとって身近な存在ほど、私たちの中に入り込み、私たちの人生を妨げているものです。
こうした他者による影響のほか、本などから得た知識もまた、私たちの直感力やハイヤーセルフとのつながりをはばみ、私たちの人生の妨げとなることがあります。
リーディングの際、時折、リーディーのクラウンチャクラやサード・アイの中に、たくさんの書物が見えることがあります。
これは、当人が、書物から得た知識に依存し、自分の直感や高次の情報とのつながりがはばまれている状態を表します。知識にとらわれすぎると、直感を信頼することや、高次の情報を受け入れることができなくなるのです。
最後に付け加えておくと、望む人生を生きるためには、自分のエネルギーフィールドに、相手のエネルギーを取り込まないと同時に、相手のエネルギーフィールドに入り込まないことも、同じく重要です。
誰かのことを考えているとき、私たちは、無意識に、相手のエネルギーフィールドに入り込み、自分のエネルギーの一部を、相手の中に置いたままの状態でいることがあります。自分のエネルギーの一部をほかのどこかに置いた状態というのは、自分のパワーの一部を損失し、その分、実現力を低下させていることになります。
自分のエネルギーのすべては、本来、自分のもとにあるべきなのです。
自分のエネルギーを、日々クリアにし、取り込んでしまった外部のエネルギーを取り除いていくにつれ、あなたの人生が、劇的に変わっていくでしょう。
その具体的な方法については、別の機会にご紹介しましょう。