Vol.49 豊かさあふれる現実を生きる【第1ステップ】

2015. 12. 25 配信

~豊かさあふれる人生への第1ステップ=自分のエネルギーを自分以外の場に置かないこと~

 

こんにちは♪
年末大掃除真っただ中の、透視リーダー☆ちはるです。

ここ数日間、年末大掃除の最後の大仕事、カセットテープ(!)の録音物をデジタル化する作業に追われています。

20年近く棚奥に放置されたままホコリをかぶっていた、透視スクールの講義を録音した数十本もの古代の遺物を、今回ようやくデータ変換して処分することに。

 

テープを回しながら、当時の講義を何気なく聴き返してみると。
講師のレバナ先生の懐かしい声が、ある言葉を何度も繰り返し伝えていることに気づきました。

「Own your space」
(あなたのスペースを所有してください)
「Own your reality」
(あなたの現実を所有してください)

 

自分のスペースを所有し、自分の現実を所有するという、このことこそが、この二元の世界をダイナミックに生きるための奥義であり、透視スクールの教えの本質であったのだと振り返りました。

アナログからデジタルへと時代は移り変わり、私個人の意識も現実も大きく変わり続ける一方で、二十年経った今も、いまだ変わらず色褪せることのない、二元の世界の知られざる奥義を再発見したのでした。

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前回のメルマガでは、禅画「十牛図」を題材に、完全に満ち足りた、完全に自由な現実=「覚醒」についてお伝えしました。

覚醒の鍵=ハイヤーセルフ。

自己の本質、ハイヤーセルフとつながり、人生の創造者としての内的パワーを所有してこそ、覚醒への可能性が開かれると、十枚の絵図の物語について読み解いたのでしたね。

 

それでは、「内的パワーを所有する」とは、いったいどういうことなのでしょうか?

今回からは、二元の世界へと視点を戻して、「所有する」ということについて取り上げていきましょう。

 

 

人生の創造者としての内的パワーを所有するとは、わかりやすく言い換えると、自分の人生の主導権を自分が握るということです。

さらに言えば、自分の人生の主導権を自分が握るというのは、「自分のスペースを所有すること」にほかなりません。

自分のスペース、すわなち、自分の肉体とエネルギー体(オーラ)のすべてを、自分本来のエネルギーで満たした状態で、自分だけのものとして所有するということです。

 

自分の人生なのだから、自分が主導権を握るのは当たり前のことと、誰もがそう思うかもしれません。

ところが、この極めて単純で当たり前と思えることが実際にできている人は、ごく僅かです。
たいていの人は、自分のスペースを所有することができずに、自分の人生の主導権を自分以外の何かに明け渡しています。

 

この二元の世界において、自分のスペースを所有するというのは、最高最善の自分を表現しながら、人生という夢物語をダイナミックに豊かに生きるための、基本的かつ重要不可欠な要素です。

人間関係で生じる問題の大半は、実は、人が自分のスペースを所有できていないことに起因しています。
自分のスペースを所有することによって、これまで悩んでいた人間関係が劇的に改善されたり、人からおのずと好感を持たれるようにもなるでしょう。

ひとたび自分のスペースを所有すれば、今抱えている悩みのほとんどが消え去り、人生が一変してしまうことさえあるでしょう。

 

それでは、自分のスペースを所有するとは、具体的にはどのようなことなのでしょうか?
スペースを所有するということについて、これから詳しく掘り下げていきましょう。

 

自分のスペースを所有している状態というのは、次の三つのことすべてがなされているときです。

————————————–
◆自分のエネルギーが自分以外の場に置かれていないこと

◆外部のエネルギーが自分の中に入り込んでいないこと

◆肉体とエネルギー体がぴったり重なっていること
————————————–

 

ここで、これら三つのことについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

◆自分のエネルギーが自分以外の場に置かれていないこと◆

ほとんどの人たちは、日常的に、自分のエネルギーをいろいろな場所に置き去りにしながら活動しています。

具体的な事例を挙げてみましょう。

例えば、ショッピング中に、あるお店に入って、ある商品にひと目惚れしたとしましょう。
買おうかどうしようかと購入を迷ったものの、結局、購入しないでお店を出たとします。

そして、帰宅後に、その商品を思い浮かべて、やっぱりあれを買えばよかったと後悔したり、買うべきか否かと再び購入を検討し始めるなど、あれこれ考えているとしたら。

 

このような場合に、エネルギーの世界では何が起きているのかを見てみると。

自分のエネルギーが、その商品にべったり貼り付いているのを見つけることでしょう。

大切な自分の一部を、自分以外の場所に置き去りにしていることに気づくでしょう。

 

机や椅子、PCやスマホ、洋服やアクセサリー、自宅やオフィスや外出先、仕事の案件や気がかりな用件。
自分が見たり触れたりしたモノや、自分が訪れた場所や、自分が関わっていたり、関心を抱いている物事などの、有形無形のあらゆる場に、人は自分のエネルギーを投入して、自分の一部を、そのままそこに置き去りにしています。

行く先々で、意識を向けた方々に、自分のエネルギーを取りこぼしているとは自覚のないまま、人は大切な自分の一部を失っているのです。

 

今度は、人間関係に焦点当てて、別の事例を挙げてみましょう。

 

大好きなあの人を、何とか振り向かせたい。
意中のあの人と、どうにか仲良くなりたい。
あなたが特定の誰かに対して、そんなふうに強い思いを寄せているとしましょう。

このような場合、あなたのエネルギーは相手のところへと出かけて行って、相手のオーラにまとわりついていたり、相手のチャクラを覗き込んだりしています。

私に振り向いてほしいと、相手の気を引こうとして、自分のエネルギーを相手のオーラに投げつけていたり、自分と相手とを赤い糸で結びつけるかのように、エネルギーのコード線を自分のもとから伸ばして、相手のハートチャクラに差し込んでいることもあるでしょう。

男性が女性に性的魅力を感じた場合には、その男性のエネルギーが相手の女性の第二チャクラに入り込んでしまうというのも、よくあることです。

 

一方で、あなたに自分のスペースを侵された相手の反応はというと。

ストーカーのように自分にまとわりついてくるあなたのエネルギーを、無意識的に感じ取ります。
そのため、あなたの存在をうっとうしいと感じて、あなたを嫌悪するようになったり、あなたを避けて、あなたから離れようとします。

あなたが相手のことを思えば思うほど、こうして、ほとんどの場合、あなたのその思いとは相反して、相手の心はあなたから遠のいていくことになるのです。

 

最後に、主従関係にある二者の間では、どのようなエネルギーのやり取りが行われているのかを見てみましょう。

 

職場での、こんな光景を思い浮かべてみましょう。

気が短くて、日頃から高圧的な態度の上司が、部下の犯した仕事上のミスにひどく激高し、噛みつかんばかりに声を荒げて部下を怒鳴りつけています。

 

このようなとき、エネルギーの世界では、どんなことが起きているのでしょうか?

 

その上司のエネルギーを観察すると、弾丸のようなエネルギーが上司から無数に飛び出し、部下に打ち込まれているさまが見えることでしょう。

さらによく見ると、弾丸のようなそのエネルギーには、「お前は正しくできないダメな奴だ」という、部下への批判や否定のレッテルが貼られていて、批判や否定の念の込められた上司のそのエネルギーが、部下のオーラやチャクラの随所に入り込んでいくのが見られるでしょう。

 

それでは、家庭内での主従関係についてはどうでしょうか?

 

例えば、子育てに奮闘している母親が、なかなか言うことをきかない子どもに苛立ち、子どもを厳しく叱りつけているとき。

このときの親子のエネルギーを観察してみると、どうにか子どもに言うことをきかせようと、母親がエネルギーのコード線を伸ばして、子どもの頭上、クラウンチャクラに差し込んでいるのが見えるでしょう。

こうしたエネルギーのコード線のほか、子どものスペース内のいたるところに入り込んで、子どもを支配している母親のエネルギーは、通常は、子どもの成長とともに徐々に抜け落ちていくものです。

ところが、子どもが成人した後でも、なかなか子離れできない母親のエネルギーが、子どものスペース内にどっしり居座り続けているとしたら。

人生のあらゆる局面において、親子それぞれに困難を体験することになるでしょう。

 

これらの事例のように、人はあちらこちらに自分のエネルギーを置き去りにして、エネルギーを垂れ流しにしています。

このような状態が続いていくと、活力が衰えて、生命エネルギーが次第に低下していきます。

エネルギーが失われていく分、人生で欲しいものを創り出していく力=人生を創造していく内的パワーが失われて、夢や願望のスムーズな実現がはばまれ、人生全般が滞りがちにもなるでしょう。

 

人は、物理的にさまざまな働きかけをして、何とか自分の人生の舵を取ろうとしますが、一方で、エネルギーの世界で自分がしていることには無頓着であり、肝心な自分のエネルギーの舵取り、すなわち、人生の真の舵取りができてはいません。

前述の事例のような、物理世界では絶対にするはずのないとんでもないことを、エネルギーの世界では、多くの人が他人に対して、日常的に平然と行っています。

エネルギーの世界で行われていることが、そのまま物理世界に反映され、結果として、人間関係においてさまざまな問題が生じることとなるのです。

 

人生をダイナミックに豊かに生きるための第一歩は、自分のエネルギーを自分以外の場に置かないこと。

すなわち、他人のスペースを侵さず、自分のエネルギーのすべてをどこにも取り残さずに、いつでも自分のもとに留めておくことなのです。

 

 

次回は、自分のスペースを所有するための第二ステップ、「外部のエネルギーが自分の中に入り込んでいないこと」についてお伝えしていきますね。

 

今年もハイヤーセルフ講座をお読みいただき、まことにありがとうございました<(_ _)>

どうぞよいお年をお迎えくださいますように☆彡

プロフィール

クリアサイト認定透視ヒーラー

荻野 智晴

上級透視リーダー、上級ヒーラー。 1997年、クリアサイトジャパン「クレアボヤンススクール」「エナジェティック・メディスンスクール」修了。

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