2019. 3. 22 配信
先日、友人から唐突に、こんなLINEメッセージを受け取りました。
「自分が消えている」
朝起きたら、”私”(自己意識)が消えていて、”私”なしに手足が自動的に動いていると言うのです。
「誰かに腹が立つなんて面白い。誰もいないのにね、あはは~」
「現実ってVRゴーグルで覗いて見ているかのような世界。な~んだってカンジで、可笑しくなる」
大和田菜穂さんやKimieさんやトニー・パーソンズ氏ら非二元のメッセンジャーたちの言葉そのままの、軽やかでつかみどころのない謎かけのような文言にワクワクしながら、”解放”の体験話を聞こうと翌日友人に電話をしたところ。
「あいつホントにムカつく。許せない」
いつも誰かにプンプン腹を立てている、いつもと変わらない彼女がそこにいました。
聞けば、消えたはずの”私”が一日経ったら再び出てきて、怒りの感情がぶり返してきたのだそう。
非二元のつかの間の魔法が解けて、姑への怒りを爆発させている彼女の話し声にぼんやり耳を傾けていると。
大峠の激動期をノアの方舟に乗って悠々と越えていく、煩悩を解脱した聖者のようなたたずまいの彼女がふいに鮮やかに映し出されて視えました。
日陰に隠れていた存在たちが表に現れ出てきて、裏が表になり表が裏に入れ替わるような、下が上になり上が下に180度ひっくり返るような、世界反転のビッグイベントが近づいている。
カオスの世界を眼下に見ながらアセンションしていく、”私”のいない自己不在の近未来の友人の姿を垣間見て、そんな予感がいっそう強まったのでした。
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1.出す
2.内側を満たす
3.自己評価と許可レベルの改善
4.プログラムの解除
5.性エネルギーの開放
お金にモテまくるこれら5つのステップのうち、前回は、「自己評価と許可レベルの改善」をテーマに、自分の絶対的存在価値を認めて自分を愛するということの重要性についてお話ししました。
自分はあるがままで絶対的に価値ある存在だと自分を認めていて、ありのままの自分を愛してさえいれば、ハートから無限に差し出しながら自分自身に無条件に無限に与え続けることができる。
ハートを大いに楽しませ、喜ばせて、歓喜(恍惚)のバイブレーションをハートにめぐらせるほど、ありのままの自分への愛と承認でハートが満ち足りていき、ハートの出し入れがスムーズに為されて、人との縁やチャンスやお金におのずと恵まれて満ち足りていく、とお伝えしたのでしたね。
あるがままの自分の絶対的存在価値を認めてありのままの自分を愛するということのほかに、「出すほどに満たされていく」エネルギーの循環をスムーズで潤沢な流れにするために必要なのは、自分のエネルギー場をクリアな状態に整えていくことです。
今回は、第4ステップ「プログラムの解除」へと進んで、スムーズで潤沢なお金の流れをせき止めているエネルギー場の不純物をあぶり出していきましょう。
最初に、お金に関わる観念や価値観のエネルギーがお金回りにどのように影響を与えているかについての具体的な事例をご紹介しましょう。
(※当事者の方の個人的な情報は伏せて、内容を簡略化しています)
知人の女性をリーディングしていたときのことです。
彼女からこんな質問を受けました。
「新しいボランティアの仕事に興味があります。その仕事は私に合っていますか?」
彼女は行動力とチャレンジ精神の旺盛なパワフルなエネルギーの持ち主で、以前からさまざまなボランティア活動に積極的に精力的に取り組んでいました。
彼女の質問について透視をしてみると。
彼女のオーラの第6層に錆びた鉄のような古い重たいエネルギーの塊が見えました。(※オーラの第6層=直観力、視点、ビジョンを表す層)
その鉄のような重たい塊は、「無償で人の役に立つことが美徳である」という価値観のエネルギー。
さらに注意深く観察していくと、その価値観のエネルギーは彼女自身のエネルギーではなく、母親代わりとして彼女を育ててくれた彼女の叔母からもらい受けたものであるとわかりました。
「無償で人の役に立つことが美徳である」という叔母からもらい受けた価値観を通して物事をとらえ、考え、決断し、行動していた彼女は、人生の労働時間の大半を、お金を稼いで自分に与える代わりに、無償で人に奉仕をし、無償で人の役に立って、無償で人に与えることに費やしていました。
オーラにインストールされていた無償の奉仕は美徳という価値観のプログラムによって、自分に与えることなく人に与えてばかりの一方通行を繰り返していた結果、彼女のハートは飢えて渇いて疲れ切っていて、夫との言い争いとお金の苦労ばかりの毎日を過ごしていた上に、彼女は自分が本当は好きではないことをやり続けていることに気がつかず、自分が本当はどうしたいのかもわからずに、自分をすっかり見失っていたのです。
お金回りに影響を与えている観念や価値観についての事例として、もうひとつ、知り合いの透視ヒーラー、A子さんの体験談をご紹介しますね。
友人たちから好評を得ていたヒーリングを仕事として本格的に始めようと決心したA子さんは、派遣社員の仕事の傍らヒーリングサロンを開業。
友人たちの口コミによる宣伝のおかげで、開業当初からたくさんのお客様に恵まれて、サロンの仕事は順調に運んでいるかのように見えました。
実は、開業早々、A子さんは大きな問題に直面していました。
開業に際して設定した正規の料金をサロンのお客様に対して請求することに、どういうわけか気が引けてしまい、彼女はヒーリングの施術を毎回格安料金で提供していたために、肝心の事業収益には恵まれていなかったのです。
派遣の仕事を辞めてサロンの仕事を本業にしたいと考えていて、その理想からは程遠い現状に焦りを感じていたA子さんは、毎日せっせとセルフヒーリングをして自己浄化に励んでいました。
あるとき、いつものようにセルフヒーリングを始めて、クラウン(第7)チャクラを浄化していたところ、突然、神父の過去生が脳裏に浮かんで、脅し文句のようなこんなささやき声が聴こえてきました。
「金品を受け取ると神聖な魂が汚れるぞ」
サロンの仕事で生じていたお金の問題の原因は、「金品を受け取ると神聖な魂が汚れる」という、神父の過去生から持ち越してきた脅迫観念にありました。
聖職者の欲望を戒める厳しい戒律のような、こうした恐れの観念が神父の過去生体験を通してクラウンチャクラにプログラムされていたために、神聖な領域を扱うヒーリングという仕事でお金を得ることに、A子さんは無意識的に恐れと抵抗を抱いていて、自分が差し出した労働の価値に見合うだけの正当な報酬を自分に与える許可を下ろすことができずにいたのです。
人は誰でも、多かれ少なかれ、その人それぞれに、お金に絡んだ奇妙な観念や価値観を持っています。
自分がお金に対して持っているイメージやお金についての自分の考え方の出どころをたどってみると、それらは、たいてい、親から来ていて、親から受け継がれたものであるとわかります。
親のほかにも、親戚の誰かや恩師や教師たちからお金に関する観念や価値観を無意識的に受け継いでいたり、さらには、先述のA子さんのケースのように、お金に絡んだ古い重たい観念や価値観を過去生ごと自分のエネルギー場のどこかに潜ませて持ち運んでいることもあるでしょう。
そうした観念や価値観のエネルギーというのは、自分の一部として自分の中に組み込まれていて、自分にとって在ることが当たり前となっているために、そのような要らない荷物を自分が抱えていて、自分がそれに振り回されていることに自ら気がつく余地はほとんどありません。
お金に関わる歪んだ観念や価値観のプログラムが自分のエネルギー場の中に組み込まれていると、「出して入れる」エネルギーのスムーズな循環が妨げられて、お金の流れが停滞していきます。
お金に関わる観念や価値観の不純物が自分のエネルギー場に混ざり込んでいて放置されていては、「出して入れる」エネルギーの通り道がふさがれて、お金の流れが停滞していくばかりでなく、自分の世界のあちらこちらで吹き溜まりが生じていき、人生という大河の流れそのものが滞ってしまうのです。
それでは、お金の流れを停滞させている歪んだ観念や価値観のプログラムを自分のエネルギー場から取り除くためには、どうすればよいのでしょうか?
そもそも、お金に関して人が奇妙な観念や価値観を抱いてしまうのは、なぜなのでしょうか?
最後に、お金に関わる観念や価値観の深層を探りながら、これらについて明らかにしていきましょう。
「無償で人の役に立つことが美徳である」
「金品を受け取ると神聖な魂が汚れる」
先述の事例の中に出てきたこれら二つのほかに、スムーズで潤沢なお金の流れを妨げている観念や価値観の、昔ながらのよくある代表的なものを挙げてみましょう。
「お金の話をするのははしたない」
「お金儲けは悪いこと」
「お金持ち=悪事でお金儲けをしている悪人」
ここで、ちょっと考えてみましょう。
上記五つの観念や価値観に共通して見られる、お金そのものについてのイメージとは何でしょうか?
そのイメージとは、「お金=悪」。
スムーズで潤沢なお金の流れを妨げているお金に絡んだあらゆる奇妙な観念や価値観の根底には、「お金=悪」、すなわち、「お金は邪悪で汚いものである」というお金そのものについての負の概念が横たわっています。
邪悪で汚いものというお金についての負の概念の巨木が多くの人たちのエネルギー場(意識)の地中深くに根を張っていて、その一本の巨木からさまざまな観念や価値観が枝分かれして無数に伸びていて、エネルギー場のあちらこちらでお金の流れの通り道をふさいでいるのです。
では、さらに深層へと潜っていきましょう。
邪悪で汚いものというお金についての負の概念が多くの人たちの意識の奥深くに刻み込まれているというのは、どういうわけでしょうか?
「お金=悪」のイメージは、もとはと言えば、どこから来ているのでしょうか?
人がお金に対して無意識的に負の概念を抱いているのは、実際に、お金というものが闇に力を与えていて、この世界の闇を深めているという実情があるためです。
とかくお金に負のイメージがつきまとう理由、それは、お金にまつわるこの世界のとてつもなく深い闇の真相に、多くの人たちが意識の奥底では気づいているからなのです。
私たちはみな、意識の奥底では、本当は知っています。
世界の1%の闇の支配層が世界中の富を独占し、彼らの配下で99%の人民がピラミッド構造の檻の中でシープルとして飼いならされ、集団催眠にかけられていて、労働力とお金を吸い上げられていることを。
(*シープル(sheeple)=闇の支配層に従う羊のように従順な人々)
ピラミッドの頂点に君臨する金融グローバリストたちのお金儲けのために、今日に至るまで何世紀にもわたり、世界中で、あらゆる戦争、あらゆる犯罪、あらゆる災害、あらゆる事故、あらゆる病気が巧妙に仕掛けられ、引き起こされては無数の命が失われてきたことを。
政治、経済、歴史、宗教、科学、地理、環境、医療のほか、支配層が所有している超テクノロジーについても、中央銀行という金融システムの正体についても、自分たちには何ひとつ本当のことを知らされず、真実を隠蔽されていて、社会全体が情報操作によって集団洗脳されていることに、今や(日本を除く)世界中の多くの人たちが気づき始めています。
ドラマや映画のフィクションの世界をはるかに超えた、少数のグローバルエリートたちによる人類支配の構造と、富と権力にまつわるこの世界の壮大な闇のストーリーを、私たち無垢なシープルは本能的にかぎ取っているのです。
お金についての負の概念も、お金に絡んだ奇妙な観念や価値観も、お金に関する個人の悩みも社会的な事件も、この世界で生じているお金に関わる問題とお金以外のあらゆる問題の大半は、人々が疑問を持たずに自らピラミッドの檻の中に飛び込んでいき、奴隷としてすすんで支配されるように仕立てられているピラミッドシステムの、そうした極めて巧妙な現代版奴隷制度による洗脳支配の構造ゆえに起きています。
魚座から水瓶座への時代の変わり目にある現在、そのピラミッドの牙城が、いよいよ崩れ去ろうとしています。
ピラミッド社会では当たり前と信じられて支持されてきた世の中の常識や価値観が真逆に振れて藻屑と消える、そんなどんでん返しの途方もないパラダイムシフトを、私たちはこれから目の当たりにするようになるでしょう。
どれほどすばらしい願望実現のメソッドに取り組んでいようと、その結果、たとえどれほどたくさんの富と成功を手に入れようと、ピラミッドシステムの洗脳社会の檻の中に意識がまるごと囚われている限り、お金の問題もお金以外のさまざまな問題も自分の人生から消え去ることはなく、お金を追いかけ続けるラットレースから抜け出すこともできません。
ましてや、そんなふうに目隠しをされていて、ピラミッドの檻の中で鎖につながれている身動きの取れない状態であっては、ピラミッド社会の支配と従属という分離の世界から愛と調和のワンネスへとアセンションしていく破壊と再生の激動の旅路を全うするには遠く及ばず、ピラミッドの牙城の崩壊に呑み込まれて淘汰されてしまうでしょう。
今現在アセンションの大峠のふもとにいる私たちに求められているのは、ピラミッド社会の洗脳の檻から目覚めること。
ピラミッド社会の洗脳プログラムを解除して、人間としての生まれながらのパワーと権限を取り戻し、人生を根こそぎ癒していくということです。
ピラミッド社会の洗脳プログラムが解かれて、意識がひとたび目覚めるやいなや、ピラミッドの檻の中で組み込まれてきたあらゆる常識や固定観念が一気に剥がれ落ち、お金についての負の概念も、お金に絡んだ奇妙な観念や価値観も、お金に関する悩みや不安も、お金の流れの通り道をふさいでいるこれら不純物の多くが自分のエネルギー場から一掃されて、「出すほどに満たされていく」豊かなエネルギーの循環が勢いを増していきます。
暗黒の闇に支配されているこの世界の実態が自分の中の光によってはっきりと見抜かれたとき、お金の問題も、お金以外のあらゆる問題も、人生の無数の氷塊が雪崩となって崩れ去り、やがて、大峠を越えた先に、共存・共創・共栄の無限に豊かな和(輪・太陽)の国への道が拓かれていくのです。
それでは、ピラミッド社会の洗脳の檻から目覚めるには、どうすればよいのでしょうか?
次回6月号のメルマガでは、お金にモテまくる第4ステップの続編として、「”爬虫類脳”のプログラムの解除」をテーマに、目覚めへとアプローチしていきますね。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m
和の国への回帰の旅路を楽しんでいきましょう.。.:*☆